新NISA入門|つみたて投資枠と成長投資枠の仕組みを初心者向けに解説
たけさん、NISAって周りでもよく聞くんですけど、普通に投資するのと何が違うんですか?
一番の違いは、投資で出た利益に税金がかからないことだね。通常は利益の約20%が税金で引かれるんだよ。
20%!それが丸ごと非課税になるのは大きいですね。
俺もつみたてNISAから投資を始めた口だけど、「もっと早く知りたかった」って正直思ったよ。
新NISAになって変わった点も知りたいです!
2024年に大きく生まれ変わって、2026年もさらに改正の動きがあるんだ。順番に解説していくね。
NISA(少額投資非課税制度)は、投資の利益が非課税になる国の制度です。私自身、投資を始めたきっかけは旧つみたてNISAでしたが、2024年からの新NISAで制度は大幅に拡充されました。この記事では、新NISAの仕組みと使い方を初心者向けに整理します。
NISAとは何が「お得」なのか
通常の課税口座では、株式や投資信託の売却益・配当金に約20%(20.315%)の税金がかかります。仮に100万円の利益が出た場合、課税口座では約20万円が税金として差し引かれますが、NISA口座なら100万円がそのまま手元に残ります。
この非課税メリットは、運用期間が長くなるほど効いてきます。金融庁の公表によると、NISA口座数は2025年12月末時点で約2,826万口座、累計買付額は約71兆円まで拡大しており、資産形成の入り口として広く定着してきた制度と言えます。
新NISAの基本スペック
2024年にスタートした新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠があり、併用できます。主な内容は次の表のとおりです。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有限度額 | 合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) | 同左 |
| 非課税期間 | 無期限 | 無期限 |
| 対象商品 | 基準を満たす投資信託・ETF | 上場株式・投資信託など幅広い |
つみたて投資枠の対象は、長期の積立・分散投資に適すると認められた商品に限られており、2026年6月時点で356本(インデックス型283本、アクティブ型64本、ETF9本)が金融庁のリストに掲載されています。商品の選び方は投資信託入門で詳しく解説しています。
また、NISA口座内の商品を売却すると、その分の非課税枠(簿価ベース)が翌年に復活して再利用できるのも新NISAの特徴です。
2026年の制度改正の動き
2025年末にまとまった2026年度税制改正大綱では、NISAのさらなる拡充が盛り込まれました。大きなポイントは、これまで18歳以上に限られていたつみたて投資枠を未成年にも広げる、いわゆる「こどもNISA」の創設です。0〜17歳を対象に年間60万円・総額600万円の枠が設けられる方向で、18歳になると自動的に通常のNISAへ移行する仕組みが検討されています。
このほか、売却時の非課税枠の復活を翌年ではなく年内に早める案や、つみたて投資枠の対象商品を広げる案も議論されています。制度は今後も変わる可能性があるため、実際に利用する際は金融庁や証券会社の最新情報を確認するようにしてください。
NISAのメリットと注意点
メリット
利益が非課税になることに加えて、金融機関によっては月100円程度の少額から積立でき、必要になればいつでも売却して引き出せる柔軟さがあります。老後まで資金がロックされるiDeCoと比べて、ライフイベントに合わせて使いやすいのが特徴です。
注意点
NISA口座では、損失が出たときに他の口座の利益と相殺する「損益通算」ができません。また、非課税なのはあくまで税金の話であって、投資自体の値下がりリスクがなくなるわけではありません。私も新NISA移行後に相場の急落を経験しましたが、非課税だからといって値動きが穏やかになるわけではない、というのは実感としてお伝えしておきます。
新NISAの始め方
始め方はシンプルで、①金融機関を選んで証券総合口座とNISA口座を開設する、②商品と積立金額を設定する、③あとは自動で積立が続く、という流れです。NISA口座は1人1金融機関しか持てないため、最初の金融機関選びは重要です。比較ポイントは証券口座の選び方にまとめました。
最初の商品選びに迷う場合は、つみたて投資枠の対象になっている低コストのインデックスファンドから検討する人が多い印象です。積立を長く続ける工夫は積立投資のコツも参考にしてください。
まとめ
新NISAは、年間最大360万円・生涯1,800万円までの投資の利益が無期限で非課税になる、資産形成の土台となる制度です。2026年度改正で未成年への拡大なども予定されており、家族での活用の幅も広がりつつあります。
ただし、NISAはあくまで「税金の優遇制度」であり、投資である以上、元本保証はなく損失が出る可能性があります。この記事は特定の商品を推奨するものではありません。制度の最新情報を確認したうえで、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
非課税の仕組みがやっと理解できました!枠が大きいから、少額から始めても全然余裕があるんですね。
そうだね。枠を埋めることが目的じゃないから、自分のペースで使えばいいんだよ。
まずは口座開設と、つみたて投資枠の設定から始めてみます!
いいね。制度は今後も変わるから、始めたあとも年に一度くらいはニュースをチェックしてみてね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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